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イスラム国入隊の疑い=ブラジル人青年ブルガリアで逮捕

 15日、ブルガリアとトルコの国境で、18歳のブラジル人青年が国際刑事警察機構(インターポール)に逮捕された。
 ブラジル人青年はゴイアス州フォルモーザ市出身で、自らの住んでいたスペインのカタルーニャ州(以下「カ州」)からイスラム国に加わるためにシリアに向かう途中だった。
 調査によると、この青年はカ州で回教に改宗後、過激思想に傾倒し、イスラム国入隊の情報を集めるようになった。
 カ州からは今年、20人がイスラム国に加わるために出国しているが、今回逮捕されたブラジル人青年は最も若く、唯一の非回教国出身者だった。
 警察は6月に彼とイスラム国のやり取りを発見し、法に基づいてメールを傍受していた。彼はシリアでのイスラム国の軍事訓練に参加するため、モロッコ人2人と共にシリアに向かうように指示され、車でフランス、イタリア、ルーマニアなどを経てブルガリアに到着したところだった。
 逮捕劇は15日に起こったが、カ州警察が正式に発表したのは19日になってからだった。
 司法上の機密事項ゆえに、ブラジル人青年に関する詳細はカ州警察も在バルセロナブラジル総領事館も明らかにしていない。
 外務省によると、在ブルガリアブラジル領事館の代表が拘置所のブラジル人青年を訪問した。青年の健康状態は良好で、彼には領事館から外交上の保護が差し伸べられることが代表者によって伝えられた。 彼の身柄はマドリードに移され、予備拘留の状態でテロ行為加担の疑いで裁きを受ける。