今年は1月の3、4日が土、日だったこともあり、クリスマスから長めの休日をサンパウロ州海岸部で過ごしたサンパウロ市民も多かったが、その分、犯罪も少なくなかった。12月31日にはサンパウロ市北部ジャラグアー在住の自営業者マルコ・アントニオ・セーラ・カシャーダさん(51)がプライア・グランデのギリェルミーナ海岸で首を銃で撃たれ、死亡する事故が起きた。海岸から戻る車がラッシュとなった4日午前には、プライア・グランデとサンヴィセンテの境にあるマル・ペケーノ橋付近で強盗が車を襲う姿が目撃され、その姿がテレビでも報じられた。被害者の方々には気の毒な結果となったが、こういう事態が減ることを願いたい。
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12月29日、強いにわか雨による倒木でサンパウロ市南部イビラプエラ公園が一時閉鎖となる事件が起きて以来、雨による倒木に注目が集まりはじめているが、3日には同市北部のパラーダ・デ・タイパスで、倒木や河川の氾濫に腹を立てた市民が、バス2台に火をつけて燃やす事件が起きた。軍警によると、この日は現場付近で起きた倒木で周辺のファヴェーラ住人4人が怪我を負ったことが背景にあったというが、バスに罪はないのでは。
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12月31日に、サンパウロ市恒例のミニ・マラソン「サンシルヴェストレ」が行われた。毎年のようにアフリカから多くの選手が参加し、今年の上位も例年通り彼らが独占した。その中でブラジル勢は、男子はジオヴァニ・ドス・サントスが5位、女子はジョジアーネ・ダ・シウヴァ・カルドーゾの8位が最高だった。両選手にとって五輪へのはずみになることに期待。