本日からのサンパウロ市内を走るバスやメトロ、CPTMの運賃値上げ(3レが3・5レ、異種間の乗り継ぎは4・65レが5・45レ)と、公立の大学生と高校生、低所得の私立校生や同学生の公共交通機関の運賃が免除されると5日付伯字各紙が報じている。
今回の料金改定はジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)とフェルナンド・ハダジサンパウロ市市長(労働者党・PT)により、昨年末に発表されていた。
公立校の学生と低所得家庭出身の学生は2月から、サンパウロ市内の公共交通機関はフリー・パスとなるが、この優遇措置にはひと月48回以内の制限が設けられ、制限を超えたら3・5レアルの定額運賃を払うことになる。
ビリェッテ・ウニコの月極利用料金は140レのままで、現行の3レだと月に47回利用しないと元が取れなかったのが、40回で元が取れるようになる。バスと電車を連結利用する場合も同じで、月額230レの料金は変わらないため、今までだと50回の利用で元が取れていたのが、料金改訂後は43回で元が取れる計算になる。