3月1日に市制450周年を迎えるリオ市が、18日にそれを祝すための美人コンテスト「ミス・リオ450」を行い、ラファエラ・レメスさんが選出された。
今回のコンテストにはリオ市内から300人ほどの応募があり、決勝となった18日は各地区の予選を通過した代表33人が参加した。
その中でミスに選ばれたのは南部ロッシーニャ地区代表のラファエラさんだった。ラファエラさんは15歳のときからモデルをつとめ、身長175センチの抜群のスタイルを誇る美人だ。
この美人コンテストは50年前に市制400年を祝ったときも行われた。そのときミスに輝いたソランジェ・ドゥットラ・ノヴェーリさんは、ラファエラさんについて「はじめて見たときからこの子だと思ったの。彼女は美人というだけでなく、笑顔が美しくて親しみやすいのがいいわ」と語った。
なお、50年前のミスのソランジュさんは金髪の白人で、上流・中流の居住地域で知られるボタフォゴ出身だったが、今回選ばれたラファエラさんは黒人で、加えて有名な犯罪地域で知られるロッシーニャ地区の代表だ。こうした変化は、この50年のブラジル社会の変容ぶりを表しており、貧困層が中流化したここ最近のブラジルを象徴する結果でもある。
ラファエラさんは今回の優勝について「リオを代表できるなんて夢のよう。生まれ育ったロッシーニャを代表できるのもうれしい」とロッシーニャへの誇りを語り、ソランジェさんから王冠を載せてもらった。
ラファエラさんは来年の3月まで、リオ関連の行事にイメージ・キャラクターとして参加することになる。(18日付デスタッキならびにグローボサイトより)