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総会の様子
総会の様子

聖南西総会=「100万レアルは必ず達成する」=子供にカラオケ参加呼びかけ

 聖南西文化体育連合会(UCES、山村敏明会長)は17日午前10時から、ピラール・ド・スール文化体育協会で15年度の定期総会を開催し、傘下団体の役員、各地区から60人が出席した。
 議長には南満氏(ピラール・ド・スール)が選出され、会議進行に当たり、広報理事の小川彰夫氏は「ピラールは日本語教育が進んでいるので、日本語で」と提案した。
 資産家の天野鉄人氏=ピニャール移住地在住=の提案で12年から始まった『100万レアル基金』が議題にあがった。UCES傘下団体が規模に見合った金額(6千、3千、1500各レ/年)を積み立て、その合計金額の2倍を天野氏が寄付し、計100万レアルの基金をつくるというもの。
 現在の積立金総額は13万6500レアル。天野氏が13年4月と12月に10万レずつ寄付した。利子3万2578・14レを含めると計36万9078・14レになると報告された。
 9団体の積立予定金4万9500レアルが未納だが、3月にピニャールで開催する定例会までに、天野氏は10万レの寄付することを約束している。
 山村会長から「ここまで来たら引き返せない。4、5年かかるかもしれないが100%達成する」と語気を強め、決意を新たにした。足りない分は企業回りして集める予定だという。
 会員の中には「資金はイベントなど目的ありき」との声も聞かれたが、「苦労してまとめている山村さんに協力はしたい」と話した。
 14年度の事業報告の後、会計報告が行われ、収入3万1187・53レアル、支出2万6168・16レアルで5019・37レアルが次期繰り越しで承認。15年度予算案は3万6450レアルで承認された。
 続いて所属団体でつくる陸上、文化、教育、サッカー、卓球、ソフトバレー、太鼓、広報などの各部の代表が事業報告を行い、会計報告もそれぞれ行われた。
 カラオケ部では、近年子供の参加者が減っているようで、部長の新出好章部氏はカラオケの日本語習得への効果も謳いい、参加団体の各役員に「子供たちにカラオケ参加を」と呼びかけた。
 総会後、出席者らは和やかな雰囲気のなか、同文協婦人部の手作りの料理を楽しみながら、新年会を行った。