24日(土)、連邦直轄区に隣接するゴイアス州コカウジーニョ・デ・ゴイアスで、乗用車が貨物トラックと正面衝突し、運転していた男性と2~5歳の子供4人(男児3人と女児1人)が即死する事故が起きたが、男性が子供達の母親に書置きを残していた事が判明。警察は男性が子供を道連れに心中を図ったと見ている。
亡くなった男性はマルコ・アウレリオ・アウメイダ・サントスさん(48)で、24日朝、いつもの週末同様、連邦直轄区のブラスサンジアにある別れたばかりの元妻サマラ・アウヴェス・ダ・シウヴァさんの実家に子供達を迎えに行った。
いつもならマルコさんと子供達はドライブを楽しむはずだったが、この日はサマラさんの実家を離れて数分後、国道70号線で貨物トラックとの衝突事故を起こし、5人が乗った車が大破。5人は皆、即死だった。
マルコさんはこの日、サマラさんに「今日、2015年1月24日は君の息子達と夫を見る最後の日となるだろう。ヴィセンテ・ピーレスの家は君のものにしていいし、そこで暮らしてもいい。だが、私の息子達と暮らす事はないだろう」と書いた手紙を手渡してから家を出たが、サマラさんが手紙を読んだのは事故が起きた後だった。
トラックの運転手によると、乗用車は片側1車線の道路で追い越しをかけており、前の車を追い越し終わっても対向車線に止まっていたため、クラクションを鳴らして減速したが、スピードをむしろ上げて来たという。運転手は仕方なく、路肩にトラックを寄せようとしたが、乗用車の方もトラックの動きと一緒に路肩に寄って来たとも言っている。
警察では、マルコさんが心中を図ってわざと事故を起こしたと判断し、トラックの運転手の過失は問わない意向だ。トラックの前面下部はかなり損傷したが、運転手は軽傷で済んだという。(26、27日付G1サイトより)
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