サンパウロ水道公社(Sabesp)が連続4~5日断水という厳しい給水制限の実施を検討していると報じられている中、サンパウロ市北部ヴィラ・メデイロス在住の弁護士が、同氏の住む家に対しSabespが給水を止めることを禁じる判決を勝ち取っていたことが明らかとなった。この弁護士は、14年5月にSabespが公式な発表もなく水圧を下げ、水が出にくくなったとして訴えを起こし、昨年12月29日に勝訴していた。同氏は「市民はもっと私のような訴えを起こすべきだ」と主張しているが、近隣住民からは「自分ひとりだけずるい」との批判の声もある。本格的な給水制限時にこの判決は有効か。
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29日、サンパウロ市市警は、サンパウロ市南部ジャバクアラ近辺で、イミグランテス高速道脇に埋められていた米国人のデヴィッド・ベンジャミン・ソマーさん(50)の遺体を発見した。ソマーさんは11日に中央部リベルダーデの娼館で殺害されており、同娼館経営の28歳男性が殺害容疑で逮捕されている。ソマーさんは企業の役員をつとめており、ブラジルには9年間、単身で暮らしていた。市警は、被害者と容疑者との間に娼婦の一人をめぐる問題があったと見ている。
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ウルグアイで開催中のサッカーU20の南米杯は現在、6チームによる決勝リーグの最中だ。ブラジル代表は29日の対パラグアイ戦を2―0で制し、ウルグアイ、アルゼンチンと並んで同率首位となっている。2月1日の次戦の相手は宿敵アルゼンチンで、この試合に優勝のカギがかかっている。U20W杯出場のためにも負けられない。
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