サンパウロ市地下鉄の駅のインフラはかねてから、市民からの苦情が多いが、2日付アゴラ紙は、同紙記者が1週間かけて1~5号線の全24駅を回って調べた結果を掲載している。その中で目立ったのは、エスカレーターやエレベーターの故障で、3号線ブラス駅に至っては4基ものエスカレーターが止まったまま。3号線のエスカレーターは問題が多く、アルトゥール・アルヴィン駅では乗客を乗せたまま急に止まり、バランスを崩した人も出た。アニャンガバウでもしばしば止まると乗客が苦言を呈した。利用者も多い4号線ピニェイロス駅ではエレベーターが故障、利用者が恐怖感を口にすることも。想像はつくことではあるが。
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1月31日の深夜0時過ぎ、大サンパウロ市圏サンタナ・デ・パラナイーバで大学生のレオナルド・フェレイラ・カマルゴさん(18)が、徒歩で帰宅中、猛スピードで走ってきた高級車メルセデス・ベンツに撥ねられて死亡した。運転していた19歳青年は被害者を助けようともせず逃走を試み、数時間後に逮捕された。同青年はフェスタで酒を飲んだ後に友人の父親の車を運転、車は大破していた。青年は、現場は道が暗く、下車して被害者を救わなかったのはリンチにあうのが怖かったからだという。
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1月31日からサッカーのサンパウロ州選手権が開幕した。「ファビゴル」の愛称で知られるサンパウロの名物ストライカー、ルイス・ファビアーノは1日の対ペナポレンセ戦で1ゴールを決め、サンパウロでの通産得点を200とした。この記録は同チーム歴代3位。1位との差はあと43点だ。