12月の失業率は史上最低と発表されたブラジルだが、サンパウロ州内陸部のソロカバ市で2日、多国籍企業の人員募集の知らせに長蛇の列ができたと同日付G1サイトが報じた。
リクルート会社の前に応募者の列が出来始めたのは午前5時。同9時には何ブロックも先まで行列が出来、交通整理のための人員も派遣された。
採用試験の案内は1月27日にソーシャルネットワークを通じて行われたが、掲載されたのは、工場の生産ラインでの仕事で対象は18歳以上、高校卒業か卒業見込みなら経験不問という情報だけだった。
リクルート会社の担当者によると、応募人員は70人で、月給は1300レアルだという。この日の応募者は約1万人に上ったとみられ、ソロカバでの支店開設は5年前だが、同社の募集でこれほどの応募者が集まったのは初めてだという。