サンパウロ市モエマ区カリーナス通りにあったレストラン「ヤキトリ」が、どうやら閉店したようだ。先月中旬、1~2カ月ぶりに立ち寄ったら、すっかり廃屋になっていた。転居かとも疑ったが、新住所の表示はない。目の前で串を転がしながら炭火で焼く日本の焼き鳥屋を模したスタイルで、日本人駐在員の憩の場となっていた。随分繁盛していたのに何があったのか…。リ区外の日本的レストランとしてコラム子も重宝していただけに、ちょっぴり寂しい。
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外交120周年事業のロゴマークに採用されたブルーノ・ヒトシ・テルヤさん。モチーフの鶴は子どものころから従兄弟と色紙で折るなど、もともと馴染みがあったもののよう。また父方の祖母が沖縄出身とあって、サンパウロ市ビラ・カロンでエイサー太鼓を9年学んだ経験も。結果は旅行先のパラグアイで知ったという。「忘れていたから驚いた」と笑うが、「人事を尽くして天命を待つ」か、はたまた「果報は寝て待て」か。
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和歌山県国際交流センターが実施する『中南米海外移住者子弟受入事業』で、サンパウロ市に住む高校生・高橋納谷建蔵マルセロさん(16)と、メキシコシティー在住の大学生、寺本イイダ利生アルトゥーロさん(22)の二人が、和歌山県の仁坂吉信知事を表敬訪問した。3日付けで産経WESTが報じた。中南米の県人会から青少年派遣生を受入れ、ホームステイなどを通して母県を体験してもらう素晴らしい機会を提供している。研修が〃ただ食い〃で終わらないよう、帰伯後いかに県人会の再活性化に活躍してもらうか―が問題か。