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集合写真に納まる関係者
集合写真に納まる関係者

パレード成功祝う打ち上げ=本番直後、疲れの中にも笑顔

 本番を早朝に終えたばかりの14日午後、「耳にサンバのリズムがこだましている」という福嶌教輝在聖総領事の言葉で、同公邸での「ねぷたプロジェクト記念レセプション」が始まった。
 パレードに参加した外務大臣政務官の宇都隆史参議院議員(40、鹿児島)、デザイナーのコシノ・ジュンコ氏、立佞武多の参加を実現させた青森県五所川原市の平山誠敏市長ら約100人が出席した。
 宇都政務官も「まだ気分が高揚している。祭りは終わっていないよう」と笑顔を見せ、「外交120周年を彩る祭典となった。両国の関係がより強固なるよう、日本とブラジル日系社会が肩を組み合って盛り上げたい」と振り返った。
 立佞武多参加の発案者であるコシノ氏も「オリジナルを発信することが一番大事。日本の独特な感性、違いを示せた。天候にも恵まれ歴史に残る奇跡的な出来事になった」と満足げに語った。制作者の福士裕朗さんも疲れた表情を浮かべながら、「地元にも明るい話題を届けられた」と安堵していた。
 2千万円を超える予算を組み、立佞武多の〃参戦〃を決断した五所川原の平山市長は「世界の祭りに参加しスケールの大きさを感じた。地元をアピールできる貴重な機会となった。ぜひ次は8月の立佞武多祭りへ」と呼び掛けた。
 夜には文協で日系5団体主催の宇都政務官歓迎会が行なわれた。木多喜八郎文協会長は「ブラジルにとって何よりも重要なカーニバルで、日伯友好をテーマにパレードし、120周年を祝う本気度が感じられた」と語った。
 乾杯後には「アギア」の一団が駆けつけ、会場がサンバの熱狂に包まれた。シジネイ・カリウオウロ会長は「ねぷたを通して日本文化や日系社会との繋がりをアピールできた。政務官の参加もこれ以上ない喜びだった。今後も日伯の関係は自然と広がっていくはず」と、期待を寄せた。