20日~22日にドイツで開催されていた今年最初の国際大会、グランプリ・デュッセルドルフで20日、ブラジル女子柔道界のホープ、ラファエラ・シルヴァ(22)が57キロ以下級で優勝したと21日付エスタード紙が報じた。この大会はブラジル代表が主要国との実戦練習を積んだ後の最初の国際大会で、ブラジル柔道界にとって幸先の良いスタートとなった。
リオ市出身で、世界ランキング6位のシルヴァは大会前、オーストリアとリオ州サクアレマ市で行われた合宿で、自らの主要ライバル勢と手合わせしていた。「年頭からこんなにレベルの高い合宿をしたことはなかったし、この合宿が今回の優勝に繋がった」と言うシウヴァは、決勝で昨年の世界選手権で苦渋をなめたモンゴルのスミヤ・ドルジスレンに一本勝ち。13年8月にリオで行われた世界選手権に続く金メダルを勝ち取った。
一方、今大会で代表デビューしたサンタカタリーナ州出身、男子60キロ以下級のフェリペ・ペリンは、準々決勝で世界ランク2位のアミラン・パピナシビリ(グルジア)に敗れたものの、敗者復活戦で勝ち上がり、3位決定戦で現世界ジュニア王者、スペインのフランシスコ・ガリゴスと対戦。ガリゴスの2度の警告に合わせ、技ありをとったペリンは、優勢勝ちで銅メダルを獲得した。