ジウマ大統領が2日、トラック運転手達のための法案を議会が承認したままの内容で裁可したと3日付伯字紙が報じた。
大統領が拒否権を行使せずに裁可する事は、2月24日から始まったトラック運転手達のスト終結のための合意事項の一つだった。
大統領が裁可した法案の主な改正点は、積荷を降ろした後のトラックは降ろしている車軸の数に応じた高速料金を払えばよい、最近2年間の間に積荷が規定の重量を超えて受けた罰金の免除、休憩地点の増設などだ。
新法案はトラック運転手の就労時間や事故の際の保険の適用、保健衛生面の対応、休憩時間の確保などについて規定しており、今後は、社会経済開発銀行(BNDES)がトラック運転手向けに行う車両購入のための特別融資の適用期間を12カ月延長する事などを議会と交渉する事になる。
トラック運転手のストは3日も一部地域で継続され、フォス・ドイグアスではディーゼル油を節約するためにバスの運行本数を減らす措置もとられているという。