5日、150人のファンクラブ会員に囲まれた公開放送でTV司会者のシューシャ・メネゲルが、28年間のグローボ局での活躍に終止符を打ち、レコルデ局との契約を交わした。
シューシャは「最近の4、5年間は檻につながれたみたいだったけれど、今は自分がやりたい事をするために解き放たれた。グローボ局では、自分の声が子供っぽいから子供向け番組時代のイメージから抜けられないという理由で番組で歌わせてもらえなかった。グローボ局では『あれもダメ、これもダメ』ばかり。今はレコルジ局でどんどんやりたい事をやらせてもらえる」と述べた。
シューシャによれば、出演番組はまだ決まっていない。現時点では、週に1回の出演か、毎日の出演かさえ決まっていない。「スタッフも決まっていないし、スタッフ無しでは番組も無い。アメリカのエレン・デジェナレスの番組をイメージしているみたいだけど、もちろんコピーしたようなものにはしない。スタッフ陣が固まったら番組にもゴーサインが出るわ。客席の人達も巻き込んで、冗談をいったり、音楽を演奏したり、インタビューも」と意欲を見せる。
シューシャはレコルデ局との契約交渉は1年3カ月前に始まった事を明かした。「当時所属だったグローボ局には全て話した。隠し事は嫌だったから」と語る。
レコルデ局によれば、シューシャの番組には5社のスポンサーが内定していると言う。
シューシャは午後3時にサンパウロ市西部バーラ・フンダにあるレコルデ局にあらわれるはずだったが、ファンの前には姿を見せたのは午後4時20分だった。集まったファン達はシューシャの登場を待つ間、彼女の持ち歌の「クリスタルの月」などを歌ったり、「ざまあみろグローボ」「女王が戻ってきたぞ」と口々に叫んだりしていた。
レコルデ局はシューシャが空港から局に着くまでの一部始終を、ヘリによる空撮で放送した。到着時にはそっくりさんも含め、100人以上のファンがレコルデ局の門の前で待っていた。同局のカメラは、ボディガードが押し寄せるファンを押し返すシーンを含め、すべて放送した。
公開放送の終わりにシューシャはファンからの質問に答えた。彼女に指名されたファンは、「私達が応援しているのはTV局ではなく、貴女だ。私達は契約TV局が変わっても関係なく、ずっと貴方を応援し続ける」と最後に語った。
このイベントは、シューシャの恋人のジュンノ・アンドラーデが特別に作った曲が流れる中、シューシャがファンから贈られた王冠を身につけるパフォーマンスで締めくくられた。(6日津付フォーリャ紙より)