14年にサンパウロ市で飲酒運転禁止法(レイ・セッカ)違反で逮捕された運転手は4085人で、13年の204人の20倍だったと10日付フォーリャ紙が報じている。
逮捕者増加は、飲酒運転摘発のための検査を軍警の情報機関が集めた情報に基づいて定めた地点で集中的に行い、検査効率が上がったために起きた。検査地点の選定は13年に始められた。
呼気中のアルコール濃度を測る探知機の使用拒否件数も3万3636件に増えた。13年は251件、12年は429件だった。探知機の使用拒否は1915・40レアルの罰金と免停になる。
飲酒運転と判定される基準は、13年1月23日に、呼気1リットル中0・05mgまで引き下げられた。これはビールコップ1杯以下のアルコール量で0・05mgから0・33mgまでの酒気帯び運転の場合、1915・40レアルの罰金と12カ月間の免停が科される。0・34mg以上の飲酒運転の場合は運転手は禁固刑になり、交通裁判所で裁きを受けることになる。