暴徒化したデモ隊に対応するため、サンパウロ州軍警が特注したイスラエル製の装甲車が6月までにブラジルに着くと12日付エスタード紙が報じた。
1台16トン、高さ50センチの障害物も乗り越え、機関銃や爆弾攻撃にも耐えることができる装甲車6台はカーニバルの時期に船に積まれた。他にも3種8台の装甲車が到着する。
最初の型はリオ州軍警が持つ装甲車の倍の24人乗りで、射撃用の窓や360度見渡せる塔も付いており、底板は地雷にも耐えられる強度だ。
暴動鎮圧用の高性能の装甲車6台はサンパウロ州第2、第3大隊に配備され、7月から使用される。軍警によるとこの装甲車は攻撃より防御用で、危険地域や移動困難な地域への移動のために使われる。価格は1台367万5千レアルで、購入契約は14年4月に結ばれた。
その他の4台は8人乗りでスピードの出る装甲車で、2台が特別戦略部隊、2台が特別作戦部隊に配備される。また、最低2500リットルの容量を持ち、ペンキや催涙ガスも発射できる放水車4台も配備される予定だ。この放水車は、デモ隊に紛れて現われるブラック・ブロック対策として使用される。
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