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サンパウロ市議会=公共の場での授乳認める=追い出した場合は罰金刑に

 サンパウロ市議会が10日に公共の場での授乳を認め、追い出したり授乳を禁じたりした場合は500レ(再犯は1千レ)の罰金を科すという条例を承認し、ハダジ市長の裁可を待っていると19日付エスタード紙が報じた。
 同条例は、13年にSescベレンジーニョで1歳4カ月だった娘に授乳していた女性と友人達が職員に取り囲まれ、押し問答になった事を受けて提出された。同施設は授乳を禁じていないが、職員に周知されてなかったという。同様の出来事はその他の施設でも起きており、女性や子供の権利の侵害ととった女性達が公共施設に集まり、一斉に授乳するという抗議行動なども起きた。
 同条例は、民主社会党の野村アウレリオ、パトリシア・ベゼラの両市議と社会民主党のエディル・サレス市議の3人が提出した。