ホーム | 日系社会ニュース | 日本政府=約9万ドルの草の根協力=アバエテツーバ農協に
署名式の参加者=中央が小林所長、右がジョナタス・コスタ会長
署名式の参加者=中央が小林所長、右がジョナタス・コスタ会長

日本政府=約9万ドルの草の根協力=アバエテツーバ農協に

 【パラー州ベレン発】日本政府による「平成26年度対ブラジル国草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、「アバエテツーバ果実農業協同組合」(COOFRUTA)の工場の拡張及び貯蔵庫や果実分別機などの購入のために、約8万8千米ドルの資金供与を決定した。
 贈与契約への署名式が今月4日にパラー日系商工会所・山田純一郎サロンで行なわれ、組合員や同市役所関係者、堤剛太汎アマゾニア日伯協副会長、太田勲アマゾニア日伯援護協会事務局長、山本陽三・商議所副会頭ら20人が見守る中、在ベレン日本国領事事務所の小林雅彦所長とCOOFRUTAのジョナタス・コスタ会長により署名が交わされた。
 同団体は、設立された2002年より、地域の農業活動促進及び農家の所得向上に寄与している。連邦技術大学パラー支部(IFPA)やパラー州農業技術普及公社(EMATER)などの協力のもとに、組合員やその他の農民に対するアグロフォーレストリー農法の指導も施し、市の農業発展に貢献している。(パラー州通信員 下小薗昭仁)