ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | リオ市=450周年記念の展示会=シンボルのイルカ45体分
様々な表情を見せるイルカの像(Fernando Frazão/Agência Brasil)
様々な表情を見せるイルカの像(Fernando Frazão/Agência Brasil)

リオ市=450周年記念の展示会=シンボルのイルカ45体分

 リオデジャネイロ市制450周年の記念行事の一つとして、24日から、同市のシンボルのブラジルイルカを模した45体の像の展示が始まる。
 「メモリアス・ド・ボット」と名づけられた展示は、リオ連邦大学の芸術学部の主催で、ガラス繊維で作られ、リオ市の情景を伝える色や柄で彩られたイルカ達が、イーリャ・ド・フンドンの大学構内に配置される。
 正式な展示の開会は28日で、5月30日まで無料公開される。28日は、自分が気に入ったイルカの像に抱きつく「アブラッソ・アオ・ボット」も計画されているという。
 展示される像は、450年に及ぶリオ市の歴史の各場面を表す作品として芸術学部の学生が提出した23のプロジェクトから選ばれたもので、作品の制作には、同学部の教授16人と、サンバ校のカルナバレスカ、ローザ・マガリャンエスや芸術家のマルセロ・ジャコメといった専門家6人が参加している。
 イルカの原型は同学部学生のガブリエル・バロスさんが作ったもので、土台を含む高さは2メートル10センチ。仕上げは各芸術家に任されており、ペンキで塗ったものや、布や木材、鏡や石といった素材を貼り付けたもの、モザイクにしたものなど様々で、電気がつくものや音楽を奏でるものまであるという。
 リオ連邦大学は、これらのイルカをコパカバーナに展示できるか否かをリオ市450周年実行委員会と交渉中とも言われており、イルカ達が大学構内を飛び出す可能性もある。
 リオ連邦大学芸術学部は2016年に創立200周年を迎えるため、今回制作、展示されるイルカ達の写真も同学部の歴史の一部として、創立記念日の8月12日に記念刊行される本に収められる予定だ。
 大学側は外部からの閲覧者達の便を図り、月曜日と水曜日、金曜日の午前10時に、本部棟前から、ガイド付のバスを運行する。バスの利用を希望する人は、同校のサイトのパルケ・テクノロジコのページで予約を入れる必要がある。火曜日と木曜日の10時から12時は公立校の生徒達の観覧用にリザーブされているが、こちらも予約が必要だ。(22日付アジェンシア・ブラジル、フォトス・プブリコスより)