フェルナンド・ハダジサンパウロ市長が24日、西部ピニェイロス区のフィラルド・ジュニオール区長を更迭したと25日付けエスタード紙が報じている。
この更迭はサンパウロ州検察局がサンパウロ市に対し、来年のカーニバルでの同地区の混乱を避けるために断固たる措置をとるよう求めたことによる。
サンパウロ州政府は前区長は7万人が集まるイベントでの警備計画立案段階で失敗したと評価。前区長は「混乱・騒動とはイラクで起きていることを言うのであって、ヴィラ・マダレーナでのことではない。ここの住民は夜明け前に眠ることができている」と発言し、住民の怒りも買っていた。
後継には、都市景観保護委員会(CPPU)副委員長で、マルタ市政でモッカ区長を務めた経験もある、タキヤ・ハルミ氏が就任する予定。
往来での酩酊、放尿、薬物摂取、果ては性交渉まで、同地区での乱痴気騒ぎに住民は恐れおののいた。騒音が夜明けまで続いたとの苦情もでた。
住民組織の代表マウリシオ・リベイロ氏は、同地区での〃ブロッコ〃を禁止することは望んでいないが、サンパウロ市側が警備計画を改善するように求めている。