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帝王切開で誕生の女児死亡=母親が軍警に撃たれ緊急手術

 【既報関連】サンパウロ市北部ジャサナンで22日夜、妊娠6カ月の母が腹部に被弾し帝王切開で誕生、同夜射殺された祖母の名をもらったジュレマちゃんが26日に死亡と同日付G1サイトが報じた。
 ジュレマ・ダ・シウヴァさん(39)一家は13年10月にサンパウロ州都市住宅開発公社の集合住宅に住み始めたが、障害児を持つ甥の家族が入るはずの家にジウソン・デ・ソウザ軍警伍長の妹が不法侵入し、ジュレマさん一家と軍警兄妹との間で喧嘩が頻発。軍警は同年末、「妹が立ち退かされたら皆殺しにしてやる」と脅迫もしていた。
 22日はジュレマさんの息子と軍警が口論となり、様子を録画し始めたジュレマさんの胸に軍警が3発浴びせた。傍にいた弟は軽傷だったが、嫁のガブリエラ・ロッシャさんは腹部に被弾。帝王切開で生まれた赤ちゃんは1・4キロしかなく、22日午前2時頃、短い生涯を閉じたという。