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元レッド・ツエッペリンのヴォーカリスト、ロバート・プラントのステージ(LollapaloozaBR)
元レッド・ツエッペリンのヴォーカリスト、ロバート・プラントのステージ(LollapaloozaBR)

ロラパルーザが今年も盛況=サンパウロ市最大のロック・フェス

 サンパウロ市最大の野外ロック・フェスティバル、ロラパルーザが28、29日に開催され、国内外の大物アーティストが大観衆を沸かせた。30日付伯字紙が報じている。
 ロラパルーザの開催は今年で4回目となるが、世間の注目が高まったのは昨年、南部インテルラゴス・サーキットで15万人を動員してからで、今年は早くから街頭広告やテレビのニュースでの報道が目立っていた。
 同フェスティバルは欧米で旬の比較的若いバンドを招聘する傾向が強いが、今年は現在65歳の伝説のバンド、レッド・ツェッペリンの元ヴォーカリストのロバート・プラントをはじめ、昨年は「ハッピー」をブラジルも含め、世界的に大ヒットさせたR&B歌手のファレル・ウイリアムス、サンパウロ市のバラーダ(ナイトクラブ)で近年屈指の人気のテクノ系ダンス・ミュージックの大物英国人キャルヴィン・ハリスなど、年齢層やジャンルを超えた幅広い出演者が選ばれ、伯字紙でも軒並み好評を得ていた。
 今やサンパウロ市でも流行に敏感な若者がもっとも多く集うことでも注目されている同フェスティバルだが、今年は花の髪飾りをした女性の姿が多く見受けられ、中にはインディアンの羽飾りで歩くなどの個性的な観客の姿も見られた。
 運営も概ね好評で、出演の組み方、行き帰りの案内、音質、降雨での泥の少なさなどが好評だった。その一方、出演者の突然のキャンセルが数組発生したり、会場の食費の値上がりに対する不満の声が上がっていた。
 元は米国発のロラパルーザは、昨年からはブラジルの運営会社タイム・フォー・ファン社との5年契約で、南米ではチリ、アルゼンチンでも開催されている。