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夫の助けで車庫で出産=電話で指示の軍警とも対面

 大サンパウロ市圏イタクアケセツーバのダヴィ・ペレイラ・デ・カストロさんとシレネ・マリア・オリヴェイラさん一家は3月31日夜、軍警のグラウシア・マリーナ・ラモスさんの訪問を受けた。
 1日付G1サイトによると、シレネさんはその8日前に破水が起き、慌てて帰宅したダヴィさんと病院に向かおうとしたが、陣痛で失神したためダヴィさんが190番に電話。看護科卒業のグラウシアさんの指示を受けながらの出産となった。
 「頭が見えてますか」「いきませて」などと指示を出すグラウシアさんと、質問に答えるダヴィさんのやり取りは出産の翌日公開された。
 体重3100グラムで生まれたラウラちゃんと対面したグラウシアさんは、「可愛い。電話で出産を助けた子に会うのは初めてよ」と感激の面持ちで女児を抱き上げる一方、ダヴィさんが常に冷静だったから上手く行ったと賞賛。出産予定の病院に5回も下見に行ったというシレネさんも、「電話から声が聞こえ、精神を集中できた」と出産の時を振り返った。