ブラジルサッカー界は未だ〃7x1ショック〃からの復活途上だが、ブラジルサーフィン界は黄金期だ。
ガブリエル・メディーナの獲得した14年世界王者タイトルや、オーストラリア・ゴールド・コーストでのフェリペ・トレードの15年最初のワールド・サーキットでの優勝は、今のブラジル人サーファー達が最強世代であることの証だ。
ブラジルは15年のエリートサーファーとして、19歳から28歳までの7人のサーファーを輩出している。ブラジルの先を行くのは、絶対王者ミック・ファニングを擁する、12人のオーストラリアだけだ。7人のエリート・サーファーを簡単に紹介すると
・ガブリエル・メディーナ(21) 14年世界チャンピオン
オールラウンダーだが、まだ成熟の余地あり
・フェリペ・トレード(19) 13年世界ランク15位
ハイジャンパーだが、軽量のため大波に弱い
・アドリアーノ・エリーアス・デ・ソウザ(28) 09、11、12年世界ランク5位
困難に強く気迫あふれるランディング、ボードさばきに改善の余地あり
・ミゲル・カルドーゾ・プッポ・デ・カマルゴ(23) 12年世界ランク17位
世界ランカー屈指の優雅なサーフスタイルを持つが、ここぞの場面で押しの強さが求まれる
・ジャジソン・アンドレ・デオリーナ・ダ・シウヴァ(25) 10年世界ランク13位
力強さは一番だが、継続性に欠けるきらいあり
・ウィッゴリー・ダンタス・ドミンゴス・デ・アルメイダ(25)
美しいサーフスタイルで今年のサプライズ候補だが、ワールドクラスの連戦の経験に欠ける
・イータロ・フェレイラ・ダ・コスタ(20)
ジャンプ力と冷静さが売り、デビューイヤーの連戦をどう耐えるかが鍵
(3月31日付フォーリャ紙より)