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■訃報■芳賀七郎

 コチア青年の1次12回、蘭生産者の芳賀七郎さんが4日午前6時半、サンパウロ州モジ市イタペチ区の自宅で心臓麻痺のために突然亡くなった。81歳と6カ月。5日午前八時半、モジ市のオリベイラ墓地で葬儀が執り行われ、埋葬された。初七日は身内のみ、四十九日法要はイタペチ会館を予定するが日時は未定。
 芳賀さんは1933年10月に宮城県南三陸町で生まれ、24歳のときに渡伯した。イタペチ区のコチア組合員の農場に入り、資金をためて独立、最初は野菜栽培だった。76年頃からベゴニアやセントポーリアなどの花作りを始め、86年頃から蘭栽培を中心にするようになった。
 常に「新しい形の農業」「地域貢献」を追い求め、地域活性化の起爆剤に2002年頃から観光農園「花の杜」の造成を始め、約7千本の樹木を植え、完成後は蘭祭りなどを行なっている。
 コチア青年連絡協議会監事、イタペチ日本人会会長、モジ文協評議員会長、アルジャー花協会会長などを歴任した。