サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)が28日午前9時半から、本部5階の神内ホール(Rua Fagundes, 121, Liberdade)で講演会「日本の介護技術」を実施する。要申し込み。
医療法人社団「慈誠会」グループ傘下、前野病院(東京都)で居宅介護事業所長を務める村尾和俊さんが来伯し、日本式介護技術を伝える。
鍼灸按摩マッサージ師、指圧師の資格を持つ、元リハビリ部門の責任者。今は経済学修士を活かし、高齢者福祉の普及とケアマネジメントに専念している。
昨年11月にJICA市ヶ谷であった南米セミナーで、高齢化を迎えた日系社会の現状に触れた。日本式介護技術のブラジル移管の可能性を探ることを目的に来伯する。人材育成に向け、希望者には訪日研修の機会を設ける意向もあるという。27日から1週間滞在する。
援協から坂和三郎副会長、足立操事務局長、長尾マリウザ福祉部長が来社し、「日系社会全体の福祉界のレベル向上に繋がれば。実演もあります」と呼びかけた。
30日は今のところ予定がないため、同氏の訪問を希望する団体は福祉部(電話=11・3274・6518、Eメール=social@enkyo.org.br)まで連絡を。
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