昨日付本紙でも報じたサンパウロ市南部で起こった、生後3カ月の赤ちゃんの誘拐事件に関し、市警は8日、スザーナ・バルボーザ・デ・オリヴェイラ容疑者(38)を逮捕し、赤ちゃんの母親(18)も同容疑者に間違いないと認めた。スザーナ容疑者は赤ちゃんの母親と3月31日に知り合い、「おごる」と約束をした後にランショネッテに入り、母親がエスフィーファを買いに行ったあいだに赤ちゃんを連れ去ったという。警察の取調べに対し同容疑者は、犯行の動機を、別れた男性とよりを戻すために行ったと語った。同容疑者は妊娠した状態でその恋人と別れ、その後流産したが、「生まれた」と嘘をつき続けていたという。
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8日、サンパウロ市のタクシー運転手たちが抗議活動を行い、中央部のシャルレス・ミレール広場から市議会前までをタクシーで埋め尽くした。これは、携帯電話によるタクシー・サービス「Uber(ユーバー)」への抗議だ。ユーバーは電話一つで他人の自家用車に乗れるという白タク・サービスで、2009年にニューヨークで始まり、サンパウロ市でも14年から市が認可しないまま、サービスが始まっていた。運転手たちは、乗客の安全性が保障されない同サービスの撤退を求めている。
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8日でサッカーサンパウロ州選手権のグループ・リーグの全日程が終了した。これによって、準々決勝進出チームと同時に、同選手権の2部リーグへの降格チームも決まり、ポルトゲーザ、マリリア、ペナポレンセ、ブラガンチーノが降格した。ポルトゲーザは全国選手権でも2年連続降格で3部に落ちている。
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