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デング熱ワクチン=免疫テストの前倒し要請=16年からの使用目指し
サンパウロ州でのデング熱感染拡大を防ぐため、サンパウロ州保健局管轄のブタンタン研究所が10日に最終免疫テストの前倒しをブラジリアの国家衛生監督庁に要請したと11日付エスタード紙が報じている。
州保健局伝染病監視センターによると、サンパウロ州では3月末までに10万人のデング熱感染者と、少なくとも70人の死者を記録している。
同研究所のジョルジ・カリリ所長は、ワクチン検査第2段階終了前に検査第3段階を始める事の危険性は無いとし、「安全性確保のための世界基準に反する事をする気は毛頭ない」と語った。
検査第3段階は、ブラジル全土で1万7千人のボランティアの協力の下に行われる。75%の被験者の身体には免疫抗体物質が、残り25%の被験者には偽薬が注入され、効果が比較される。
当初の予定ではワクチンの無料配布は18年からとされていたが、ジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)は3月21日、ブタンタン研究所に対し、ワクチンの早急な開発と大量生産を求めた。
ワクチンは新薬のため、服用が1回で済むかは定かでない。カリル氏はワクチンの免疫効果は長く続くとみている。