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企業役員らと公社職員起訴=CPTMのカルテル疑惑で

 サンパウロ州検察局が17日、パウリスタ都電公社(CPTM)が2007~08年に結んだ車両や資材購入契約を巡るカルテル疑惑で、企業6社の役員11人とCPTM職員1人を起訴したと17日付G1サイトが報じた。
 起訴されたのは、アウストン、CAFブラジル、ボンバルディエル・トランスポーテイション・ブラジル、テモインサ・ド・ブラジル、テジョフラン・デ・サネアメント・エ・セルヴィッソス、トランス・システマス・デ・トランスポルテス各社の役員と、当時のCPTMの委員会委員長だったレイナウド・ランジェル・ディナマルコ氏の計12人だ。
 今回の起訴は、経済防衛行政審議会(Cade)が送付した資料に基づいて行われた。Cadeでは、民主社会党(PSDB)政権下の1998年から2008年に、CPTMと地下鉄の事業でカルテルが組まれ、贈収賄も行われていたとの情報に基づく捜査を行っていた。今回の起訴はCPTMを巡るカルテルに限られており、鉄道事業を巡る疑惑絡みの起訴は今後も続く見込みだ。