22日早朝、サンパウロ州スザノ市ジョアン・クーニャ街の住宅が爆発で崩壊したと22日付伯字サイトが報じている。
この事故では少なくとも9人が負傷、内5人が重度の火傷を負った。消防隊は災害救助犬を投入し、他に被害者がいないか捜索を続けている。
爆発が起きた家屋は屋根や壁が崩れ、隣接する三棟も一部損傷した。 爆発の原因は台所のガス漏れと見られている。全壊した家の住民の一人は21日夜、ガスが漏れていることに気付いたが処置をしておらず、22日朝5時半ごろ、別の住人が電気を点けた際に爆発が起きたという。
重度の火傷を負った患者5人は、スザノ市のサンタカーザ病院とイタクアケセツーバ市のサンタマルセリーナ病院に運ばれた。残り3人は自らサンタカーザ病院に行った。別の軽傷者は現場で消防隊員に対応を求めた後、同院に回された。
筋向かいに住んでいる教員のロジメイリ・クーニャ氏は「爆発音が聞こえ、玄関の扉のガラスが割れた。すぐに向かいの家の夫婦を助けたが、女性は全身大火傷を負っていた」と語った。
同市防災局長のアカシオ・ラ・サウヴィア氏によれば、現場付近は停電し、被害に遭った四軒の内、三軒は立ち入り禁止になっている。
同局長は台所のガスボンベは空になっているから、新たに爆発の起こる可能性はないとした。
被害を受けた家族には同市福祉課から家賃の補助を受けるか避難所に収容されることになる。