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援協=インフルエンザ予防接種=デング熱にも注意を

来社した(左から)足立事務局長、鍬野部長、坂和副会長

来社した(左から)足立事務局長、鍬野部長、坂和副会長

 サンパウロ日伯援護協会による「流行インフルエンザ無料予防接種」が5月4日から同月16日まで、リベルダーデ医療センター(Rua Fagundes, 121, Liberdade)で実施される。
 受付時間は午後1時半より4時半まで。9日、16日の土曜日に限り午前8時より11時半まで。会員、非会員問わず、60歳以上を対象。予防接種カード(昨年以前に接種した人のみ)、身分証明書の持参が必要。昨年は1170人が利用した。
 また援協ではデング熱への注意も呼びかけている。デング熱はほぼ無症状の軽度のものから、高熱、倦怠感、筋肉痛、食欲減退、喉の奥の痛み、皮膚発疹といった一過性熱性疾患の症状を呈する場合が7、8割だが、鼻や消化器からの出血を伴うデング出血熱やショック症候群を発症する場合もある。
 感染が疑われる場合は水分を摂取し、すぐに救急病院などの医療機関にかかることが必要。救急病院が近くに無ければ、その場で検査結果が分かる感染症専門病院やポスト・デ・サウーデでも良いという。
 市販薬を服用する際は、解熱鎮痛剤アスピリンは出血を悪化させるため、アセトアミノフィンでの代用を勧めている。
 来社した援協の坂和三郎副会長、鍬野いづみ部長、足立操事務局長は「乾季へ移るこの季節、体調管理に注意が必要。異常を感じたら、医療機関へ行くことが先決」と呼びかけた。
 問い合わせは同医療センター(11・3274・6500/同・3274・6555)まで。