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サルバドールで土砂崩れ=4人死亡し依然警戒解けず

 バイア州サルバドール市バイシャ・ド・フィスカル地区で10日未明から朝にかけて土砂崩れが起き、3人が死亡。8時間生き埋めとなった後に救出された14歳少年も病院で亡くなり、死者は4人になったと11日付伯字各紙が報じている。
 今回の土砂崩れでは、同地区にある家5軒が泥に埋まった。犠牲者はデルシ・バレット・ヴェナスさん(64)、サンドラ・サントスさん(34)、シヴァル・シウヴァ・サンターナさん(28)、ルーカス・シウヴァ・サンタナさん(14)で、サンドラさんとシヴァルさんは兄弟、ルーカスさんはサンドラさんの息子だ。
 同市では4月27日も土砂崩れが起き、バーロ・ブランコ区で11人、ボン・ジュアー区で4人が死亡しているため、最近2週間の大雨による死者は19人になった。
 同市では9日早朝からの強い雨で市内の地盤は水を多く含んでおり、多くの場所で土砂崩れの起きる危険性があった。市役所は市内600カ所で土砂崩れの危険性があると見ている。同市では今週始めもさらに雨が降ると予想されており、同市防災局も警戒態勢を解かずにいる。