ラヴァ・ジャット事件を仕切るセルジオ・モーロ・クリチーバ連邦地裁判事が14日、サンパウロ市で行われた新刊本「地獄へようこそ」(強姦医師ロジェール・アブデルマッシ氏を告発したヴァナ・ロペスさんの物語)出版記念イベントにゲストとして登場し、約50人の同氏支持者から熱烈な歓迎を受けたと15日付伯字各紙が報じた。
同判事は妻のロザンジェラ・ウォルフさんと共にガレージから入店したが、ジウマ大統領に反対する勢力がインターネットで呼びかけたのに応じて書店に集まった支持者やジャーナリストに取り囲まれた。国歌が唄われ、「ジウマ、出て行け」「モーロは国の英雄だ」と書かれたプラカードに囲まれる中で花束を受け取った同判事は、一緒に写真を撮りたがる支持者に請われ、幾度も立ち止まった。
報道陣には「(捜査には)国民の支持が欠かせない」とだけ語り、「国の英雄ですね」の問いかけには「そんなことはないよ」と返した。