【パラー州ベレン発】アマゾン森林友の協会(ASFLORA―佐藤卓司代表)、NGO「地球村」(大阪)、三菱商事株式会社(環境・CSR推進室)は、4日午前9時より、ベネビーデス市モスケイロ街道に面する八木農場(戦前のトメアスー移民)において、「第5回『地球村』の森つくり―2015」「第24回東アマゾン熱帯林再生実験」をテーマに植樹祭を行った。
会場には、佐藤代表と同会役員、松永愛一郎ブラジル三菱商事取締役社長、同社企画業務・CSR部の平栗拓也部長、岡親枝、松原さおりさん、小林雅彦在ベレン日本国領事事務所領事・所長、垂水恒治副領事、ベレン瀬古農場主の瀬古耕平社長、レストラン出雲の御守(みもり)和夫社長ら多数の関係者や来賓が集った。
ベネビーデス市立・ノッサ・セニョーラ・ド・カルモ校の小学生40人、同市立アントニーナ・ガルシア校の小学生25人と父兄や近隣の参加者約50人も手伝い、記念植樹祭が行われた。
この植樹計画は、在来種約53種の苗木6800本以上を、有機質を全面に施した0・3ヘクタールの区画に混植密植(宮脇方式)するというもの。
植え付け後1年間は除草(下刈り)などの管理を行うが、その後は自然の競合に任せておけば、人の手を必要とせずに、土地に合った森の再生が素早く実現するという。そして数年もすると、八木農場の保全林が広がり、動植物相を更に豊かにし、水源保全にも寄与することができる。
この方式による植樹は、1992年より毎年継続して行われている。(パラー州通信員 下小薗昭仁)
One comment
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ニッケイ新聞社社様、下小園記者、植樹祭のことを伝えて頂きありがとうございます。文中600本の植樹とありますが、53樹種、6300本を植えています。