ボリビアとの国境に近いマット・グロッソ州カセレスで18日、1キロを超える麻薬を飲み込んだまま検問を抜けようとしたボリビア人男性が逮捕されたと19日付G1サイトが報じた。
逮捕のきっかけは、予防接種を受けていない家畜の侵入を阻むために国道70号線に設けられた検問所で行われた、軍警の国境警備隊による尋問で、男性が二つの違う名前を名乗るのを見て不審に思った警官は、胃が異常に膨らんでいる事に気づき、男性を病院に連れて行った。レントゲンでは何も見つからなかったが、別の検査で20グラムずつ包んだコカイン53個が見つかった。
警察は男性に下剤を飲ませてコカインを回収したが、通報を受けた連邦警察が尋問した結果、カセレスのバスターミナルで待っている男にコカインを渡したら200ドルを受け取る事になっていたという。男性は受け渡す相手の名前を知らされていなかったが、相手は持参したカバンで運び屋を判別する事になっていたという。
男性は19日にカセレスの刑務所に移ったが、警察によると、男性は09年にも同じ罪で逮捕された事がある。鑑定医によれば、コカインの包みが一つでも破れたら男性は死んでいたという。
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