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サルバドールで水害続く=家屋崩れ死者は計20人に

 バイア州サルバドール市では不安定な天候が続いており、18日も市中央部で起きた家屋の塀倒壊で新たな死者が出た。これにより、雨に伴う災害の犠牲者は合計20人になったと19日付G1サイトなどが報じた。
 18日に亡くなったのは、31歳のオデルダン・ドス・サントス・バルボーザさんだ。オデルダンさんは同日朝、市中央部ラデイラ・ダ・プレギッサにある3階建ての歴史的建造物が倒壊した際、この建造物が押し倒した塀によって倒壊した家屋に住んでいた。救急隊によって救出されたが、1時間足らずで死亡した。オデルダンさんと共に救出された33歳の兄は軽傷で済んだ。
 同市での水害の犠牲者は、集中豪雨のために4月28日に起きたサンマルチン地区とボン・ジュア地区での土砂崩れで15人が死亡したのが最初で、5月10日にもリベルダーデ地区で土砂崩れが起きて4人が死亡し、犠牲者は19人に増えていた。
 同市では相次ぐ土砂崩れなどのため、現在も親戚や友人宅、避難所に身を寄せている人達が数多く、1424人が市役所の援助を受けている。内訳は、賃貸住宅を借りるための補助金を受け取っている人が1229人、最低賃金3つまでの緊急支援を受けている人が195人となっている。市が準備した避難所にいる人は151人だという。