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風邪の予防接種22日まで=12日間の実施率は30%

 保健省が18日、4~15日の12日間に風邪(インフルエンザ)の予防接種を受けた人は1450万人で、キャンペーン対象者4970万人の29・24%だったと発表した。
 予防接種の実施率が最も高かったのは出産後45日以内の母親の40%で、以下、60歳以上の高齢者32・1%、6カ月以上~5歳未満の乳幼児29・8%、妊婦27・56%、医療関係者22・9%と続く。
 それ以外の対象者は、非感染型の慢性病患者や刑務所職員、収監者、先住民などだ。今年接種しているワクチンは流行が予想されるH1N1とAH3N2、B型の3種のウイルス混合型で、免疫効果を得るまでに2~3週間かかるので、寒くなる前の接種が必要だ。
 保健省によれば、予防接種を受けた人はインフルエンザに感染しても、肺炎を起こして入院する可能性が32~45%低く、合併症を起こして死亡する率も39~75%低下する。
 予防接種キャンペーンは22日までで、保健省では同日までに対象者の80%が接種を受ける事を目標としている。