【大スターの前で…思い出の一品】
ブラジルには、美味しいお肉料理が沢山あります。肉自体もとても美味しいのです。そんな中で1番ポピュラーなのがステーキです。
今、日本でもシュラスコがとても人気ですが、家庭でも良くお肉を食べます。今回ご紹介するガーリックステーキは、サンパウロで父がよく食べに行っていたレストランでも人気の一品です。日本に帰ってから父は、このステーキをお店で出すようになりました。「騙されたと思って食べてみてください。本当においしいですから」と、父はお客様にお勧めし、食したお客様が「美味しい!!」と喜んでくださっている笑顔を見るのが大好きでした。
ある時、日本にブラジルのベテランシンガー、エリゼッチ・カルドーゾさんとその音楽家達を我が家に招いて、自分でこのステーキを作って差し上げたこともありました。忘れもしません、私はその晩に初めて大スターの前で歌を歌うこととなったのです。
とても緊張していた私と一緒に、エリゼッチさんとそのバンドの仲間が、このガーリックステーキを頂きながら一緒に手拍子をしたり、歌ってくださったのでした。私は、幸せで胸がいっぱいになりました。私には、そんな素敵な思い出のある、忘れられないガーリックステーキなのです。
ガーリックステーキ (Bife com alho)
ヒレ肉 200グラム
ニンニク 5カケ
塩胡椒 好み
オリーブオイル 500mlくらい
作り方
- 肉に塩胡椒を両面につける。
- ガーリックをつぶす。
- オリーブオイルを温めガーリックを揚げる.
- お肉をオリーブオイルで揚げる。
- そのあとフライパンで焼く。
[su_heading size=”16″ margin=”10″]小野リサ | Lisa Ono[/su_heading]
ブラジル・サンパウロ生まれ。
10歳までの幼少時代をブラジルで過ごし、15歳からギターを弾きながら歌い始める。
1989年CDデビュー。ナチュラルな歌声、リズミカルなギター、チャーミングな笑顔で瞬く間にボサノヴァを日本中に広める。
アントニオ・カルロス・ジョビンや、ジャズ・サンバの巨匠、ジョアン・ドナードら著名なアーティストとの共演や、ニューヨーク・ブラジル・アジアなどでの海外公演も行っている。
1999年に発表したALBUM『DREAM/ドリーム』が、20万枚を超えるHitを記録。
以降、日本におけるボサノヴァの第一人者として、その地位を不動のものとしている。