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黒田兄弟と安永さん(右から2番目)
黒田兄弟と安永さん(右から2番目)

アグア・リンパ入植百周年=記念式典を9月6日に

 アグア・リンパ植民地が今年で入植百周年を迎えるにあたり、アラサツーバ文協(R. Antonio Florence, 235, Higienopolis, Aracatuba)が記念式典を実施する。9月6日午前8時から同植民地の日語学校前で慰霊祭、その後、同文協に移動し式典を執り行う。

 記念祭実行委員の黒田ミウトン・シンイチ、オラシオ・シゲト、ロベルトさん兄弟、飯星ワルテル連邦下議補佐官の安永信一さんが案内のため来社した。
 1915年、モリズ・アンゼさんが119アルケールの土地を購入し、コーヒー栽培を始めたのが同植民地の始まり。その後、日本やイタリア、スペイン系入植者が移り住み、農場を中心に規模が拡大していった。
 ミウトンさんは「僕たちが小さいころは見渡す限りコーヒー農園だった」と古い写真を手に懐かしむ。60年代にコーヒー産業が衰退すると、コーヒー畑はサトウキビ畑や牧場に移り変わっっていった。最盛期は135家族、今は5家族が住む。
 式典のほか、記念碑の建設や、百周年にして初の記念誌の制作も進めている。来場予定は500人。
 黒田兄弟は「アグア・リンパ出身者やその子孫の皆さんにぜひ集まっていただきたい」と呼びかけた。
 出席希望者はアラサツーバ文協(電話=18・3623・1634、Eメール=bunkyoaracatuba@yahoo.com.br)まで申し込みを。