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ジウマ弾劾1千キロ行進=30人の一団首都に到着

 24日、日照りの下、ほぼ1000キロの道のりの大部分を徒歩やバス、自動車で行軍して来た約30人のグループが、27日にジウマ大統領に対する抗議活動を行うため、ブラジリアに到着したと25日付フォーリャ紙が報じた。
 ブラジル自由運動(MBL)の呼びかけで組織された一行約30人は、4月24日に23人でサンパウロ市を出発したが、人数は行程を通じて変動した。
 フォーリャ紙は、ゴイアス州内アバジアニア市からアレサニア市までの23キロの道のりを同行取材した。
 自動車やバスの同伴を得て出発した一行は、大統領弾劾と労働者党(PT)に反対する文字が書かれた緑と黄色のシャツを着て、ブラジル国旗を掲げていた。MBL指導者、キム・カタギリ氏(19)によると、今回の行進の費用は約4万レアルで、すべて寄付によってまかなわれているという。宿泊のための場所は、地元MBL運動員の支援で、道筋の住民が無料で提供してくれたという。
 参加者の中にはロナウド・カイアード上議(民主党・DEM)の従姉妹、クラウジア・カイアードさん(36)も混じっている。クラウジアさんはメンサロンやペトトロン事件に言及し、ジウマ大統領は「国を終わらせようとしている」と語った。
 23日夜、アレサニアまで残り数キロの地点で事故が発生した。小型トラックと乗用車が衝突し、乗用車の側面がカタギリさんの腕にあたった。また、女子青年のアマンダさんがショックではね飛ばされ、補助の車にぶつかって頭部を打った。アマンダさんは頭部を切り、出血したが、2人とも大事には至らなかった。