民主社会党(PSDB)がサンパウロ州知事を占めるようになった95年以降のサンパウロ市地下鉄の伸長ペースは、それ以前のサンパウロ州政権と変わらず、同じ条件下だった他国の都市と比べて大きく劣る。PSDB政権下での地下鉄事業には300億レアルが投じられたが、延長距離は37・2キロで1年に2キロ以下のペースだ。サンパウロ市と同時期に地下鉄を開業した韓国のソウルは年に8キロのペースで伸長し、サンパウロ市の全長80・6キロを大きく上回る326・5キロまで伸びた。
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24日午後、サンパウロ市南部カンポ・ベロ区の大通りで女子学生ナターリア・コスタさん(21)が強盗に遭い、死亡した。ナターリアさんは、祖母のエリージアさん(76)が運転する車で、祖父を見舞いに行くところだった。強盗は2人に車から出て道路にうつぶせになるよう命じた。車内をあさり、自分達が乗ってきたジープで立ち去る際、うつぶせになっていたナターリアさんの上を通って逃げた。轢かれたナタリアさんは1時間後に死亡した。エリージアさんの命に別状はない。
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〃パウロ・ロペス〃の名で知られるラジオ司会者のビセンテ・パウラ・リベイロ氏(68)が、家庭内暴力で妻に告発された。同氏は女性の権利保護に熱心で、〃女性の味方〃と呼ばれていた。妻のリタ・デ・カッシア・レイス・マンゴアン氏(53・広告業)によると、昨年12月にリベイロ氏が別の女性と携帯メッセージで愛のメッセージを送りあっていたため、問い詰めたところ暴力を振るったという。妻の弁護士は、身体的暴力は初めてだったが、精神的暴力は何度もあったとしている。