バイア州フェイラ・デ・サンターナの総合刑務所10号棟で暴動が起き、9人が死んだと26日付伯字紙が報じた。
暴動は24日午後2時半頃、収監者同士の喧嘩から始まった。訪問中の家族ら70人余りを人質した収監者らは、市議会人権委員会との交渉を要請したが、市議達が着くと、「人質解放は25日朝」と言葉を変えた。
同刑務所は13棟で644人収容だが、男性1376人、女性91人の1467人を収監中。判決が出ているのは男性341人、女性42人だ。
暴動は1カ月前出所した麻薬密売組織リーダーのラファエル(通称)が指揮したとされ、最低17人の彼の手下が、10号棟のリーダー、通称アロウジーニョと仲間を襲撃した。所内で死んだ8人の1人は斬首体だった。24日に開放された負傷者5人の1人も25日午後死亡したため、死者は9人となった。
暴動中に使われた武器はナイフが中心で、銃も使用された。26日朝の時点ではラファエルの所在は不明だという。
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