昨年45周年を迎えた大阪・サンパウロ姉妹都市提携記念事業の一環とし、親善大使として3月9日から2週間訪日した奥泉みどりさん(19、三世)が報告のため来社した。
生まれはサンパウロ市だが、4歳から小学校5年まで愛知県豊川市で過ごしたデカセギ子弟。昨年の日本語センター主催スピーチコンテストで優秀賞を獲得し、親善大使として訪日する機会を得た。
今年6月に大学受験を控えていたものの、「私にとって世界一、憧れの国。この機会を逃したらもったいない」と、かねてからの希望を優先したという。
市役所や友好都市協会を表敬訪問し、大阪城や道頓堀など観光地も訪れた。「実際に行ってみたら、文化や歴史など勉強になることがたくさんあった。子どものとき感じた日本と、また違う発見があった」と、充実の日々を振り返った。
「姉妹都市友好の架け橋として貢献できることは魅力。日本語を勉強して訪日のチャンスを得られれば、言葉にならないくらいの経験ができる」と、日語学習者にエールを送った。
タグ:デカセギ 姉妹都市 日本語学習 写真ニュース サンパウロ