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東西南北

 FIFAスキャンダルはブラジルサッカー界にも激震を及ぼしており、収賄疑惑を持たれているデル・ネーロ現会長に辞任を求める声が高まっている。その気持ちはかつてのスーパースター、ロナウドも一緒だ。3日、飲料メーカー、ブラーマのイベントで記者会見に応じたロナウドは、現会長について「間違いなく米国の捜査は及ぶことになる。もうこの際、辞めていただきたい」とキッパリと語った。ロナウドはこの後、欧州に飛び、本日(6日)にベルリンで行われる欧州チャンピオンズ・リーグの決勝を観戦し、同じく元名選手の欧州サッカー連盟のプラティニ会長にも会う予定だ。〃怪物〃は次のCBF会長の座を狙うか。
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 聖体祭だった4日、サンパウロ市では今年で23回目を迎える毎年恒例の「イエスの行進」が行われ、34万人が集まった。参加者たちはセントロのルス広場を皮切りに、チラデンテス大通りを経由して、市北部の遠征隊英雄公園までを歩いた。今年のテーマは「王の中の王を褒め称えよう」だったが、「汚職の浄化」を叫ぶ人の姿が目立ち、開会式でも汚職防止が祈られた。中には「軍により政府への介入」を求める人の姿もあったとか。
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 民政復帰後の最初の陸軍総司令官だったレオニダス・ピーレス・ゴンサウヴェス氏が4日、入院中のリオの病院で亡くなった。94歳だった。同氏は1985年3月15日、タンクレード・ネーヴェス氏の大統領着任予定日に陸軍総司令官に就任し、タンクレード氏の死でジョゼ・サルネイ氏が大統領になっても、同氏の任期のあいだ同職をつとめた。