6月10日から、サンパウロ市民は市内に置かれた巨大なアート缶に出くわすことになる。空き缶リサイクルの重要性を市民に訴えることと、ブラジルでアルミ缶が製品化されてから25周年を記念するために計画されたイベントだ。
高さ190センチ、直径1メートルの空き缶15個は、それぞれ別のグラフィックアーチストによって塗りあげられた。共通のテーマは「リサイクルによって作りだす持続可能な社会」だ。
参加者の中には、最近、カンタレイラ水系の貯水池に侵入し、元々は貯水池の底に沈んでいたのに、水面が干上がったために姿を露出した車にペイントを施したムンダーノというアーティストもいる。
15個のアート缶は実際にはガラス繊維で作られており、地下鉄の駅やショッピングセンター、パウリスタ大通り、イビラプエラ公園、コンゴーニャス空港などの観光スポットもしくは多くの人が行き交うスポットに置かれている。(10日G1サイトより)