ブラジルサッカー史有数の名ミッドフィルダー(MF)「ジト」こと、ジョゼ・エリィ・デ・ミランダ氏が14日夜、82歳で息を引き取ったと15日付フォーリャ紙などが報じた。
ジト氏はアルツハイマー症候群を患っており、14年には脳梗塞でサンパウロ州サントス市のサンタカーザ病院に32日間入院していた。
ジト氏はサントスFC、セレソンでペレと共に一時代を築いた。58、62年のW杯連覇のメンバーでもあり、62年大会の決勝戦で得点を挙げている。
引退後のジト氏は名伯楽として、ロビーニョ、ネイマールなどを見出した。
ネイマールは同氏の死を悼んでツイッターで「悲しみに言葉も出ない。ジトが自分にしてくれた全てのことにただ感謝したい。ありがとうジト」とコメントを寄せた。
サントスFCは、クラブとして公式に7日間喪に服すことを発表した。葬儀は15日午前8時から同午後1時まで、サントス市内の葬儀場で行われた。遺体は同氏の故郷の、サンパウロ州東部ロゼイラ市に埋葬される。