「ブラジルのほかの国からの印象は一体どんなものだろう?」。そうした疑問を持つ人はブラジル国内に少なくないと思うが、このたび、ネットの検索大手、グーグル・ブラジルが6カ国を対象に、「ブラジル絡みでどういう検索が行われているか」を調査し、その結果を発表した。
まず、言語が同じポルトガルでブラジルに関して最も多かった質問は、「ブラジルを発見した人は?」(答はペドロ・アウヴァレス・カブラル)や「ブラジルに最初に殖民したのは?」という歴史的なもので、「ブラジルで職を探すには?」「ブラジルで開業するには?」も上位に入った。
「ブラジル」をキーワードとしたポルトガル語で最も検索されているのは、「ブラジルのポルノ」で、ブラジルのテレビのノヴェーラの専門サイト「タ・ボニート・ブラジル」や「ブラジル銀行」「ビッグ・ブラザー・ブラジル」「ブラジル大使館」「ブラジルの首都」なども上位グループに入っている。
続いてアメリカでは、基本的な質問が上位に入り「ブラジルって何語で話すの?」「ブラジルはどこ?」さらには「ブラジルってどこの国にあるの?」が上位3傑だ。
さらに検索語では同国内のブラジル料理チェーン「テキサス・デ・ブラジル」や、パラー州名産のブラジリアン・ナッツの他、ブラジル式のヒップ矯正手術や「セミーラ・デ・ブラジル」というダイエット食品(実は非ブラジル産)、「ブラジルの彫像(リオのキリスト像)」などが入った。
隣国アルゼンチンでは、現在、グローボ局で2012年に大ヒットしたノヴェーラ「アヴェニーダ・ブラジル」が大ヒット中ということもあり「アヴェニーダ・ブラジルの結末は?」「マックス(劇中の悪役)を殺したのは誰?」が上位に入った。
また単語だと、5月にサンパウロで行われたダンス・ミュージック・フェスティバルの「トゥモロウランド」が入った。
ベネズエラでは、経済難ということもあり、質問では「ブラジルに移住するには?」「ブラジル車をベネズエラに輸入するには?」などが入り、単語ではこちらも「アヴェニーダ・ブラジル」「トゥモロウランド」が入った。
フランスではうってかわって社会的な質問が多く「ジウマ大統領の特色は?」「ブラジルが食物を生産するのは食べるため、それとも売るため?」「なぜ人はブラジルを世界の穀倉地帯と呼ぶのか?」などが入った。また、ペレなど、サッカーに関するものも目立った。
最後にイラクでは、質問では「ブラジルの首都は?」「公用語は?」「通貨は?」という基本的なものが多かったというが、検索語は「ブラジルのヌードの浜辺」「ブラジルの女性」「ブラジルのセックス」が入り、同国での性的に抑圧された日常をうかがわせた。(15日付フォーリャ紙サイトより)
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