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マナウス=フリーゾーン監督庁でスト=4億レ近い貨物の動き止まる

 アマゾナス州のマナウス・フリーゾーン(MFZ)監督庁職員のストが16日で25日に及び、マナウス港で滞留しているコンテナは1127に達したと17日付G1サイトが報じた。
 港で差し止められている貨物は同地の工場で使う原材料が大半で、金額にして3億9460万レアル、総重量は2万2460トンに上る。原材料が止まれば、全国に流通する製品の生産や販売にも影響が出る。ストがこれ以上長引けば消費者価格の値上がりや品不足も招きかねないし、生産や販売が止まっても購入した部品代などの請求は通常通りになされるため、銀行などから金を借りて払わなければならない企業も出てくるはずだ。
 MFZ監督庁は5州、14カ所に設けられており、ジウマ大統領が職員の職務と評価に関する法案に拒否権を行使した事に抗議するためのストには、95%の職員が参加しているという。
 アマゾナス州では財務局職員が職務を代行しているが、ストの影響は拡大する一方だ。