米国で開催中のゲームの見本市E3で、ソニーが「アマゾナス州マナウスのフリーゾーン(MFZ)でプレイ・ステーション(PS)4を製造する」と公表したと18日付伯字紙が報じた。
MFZでのPS4製造は、マイクロソフトのライバルで、Xboxと呼ばれる商品を製造しているフレックストニックスが担当する。MFZは税的な優遇措置もあり、ソニー側は、発売当初4千レアル、現在は3千レアル以下で販売されているPS4を、2千レアル以下のXboxOneと張り合う値段で販売できると期待している。
国内で組み立てたPS4の販売開始は10月の予定だが、部品はすべて輸入するため、為替変動の影響を受ける販売価格は伏せられたままだ。
PS4が日本以外の国で製造されているのは中国のみで、ブラジルは世界第2の国外製造国となる。ブラジルでは14年上半期のコンソール(コンピューターとつないで使う出入力装置)の販売が33%増えており、売り上げは6億レアルに達した。PS3とXbox360が売り上げの87%を占めている事を知るソニーは、ブラジル内にPS4の製造拠点を設ける事で更なる躍進を期待している。