日本ロリータ協会公認の〃ブラジルかわいい大使〃松田明美さんが、「カワイイ文化」をテーマにした当地初のイベント「ミミパーティ」を14日に島根県人会で開催した。ロリータ・ファッション愛好家(以下「ロリータ」)と一般人との交流の場を設け、「カワイイ文化」への理解を深めることなどが目的。子どもから大人まで、見込みを大きく上回る約300人が来場し、ティータイムやロリータとの記念撮影を楽しんだ。
「ロリータはあの服装で外出する勇気が中々もてない。だから皆が人の目を気にせず来られるイベントにしたかった」。そう力説する松田さんは、「皆どんどん来てくれてる」と客の入りにほっとした様子。
ホールには衣装やアクセサリー、松田さんオリジナルグッズ、洋菓子、紅茶、日本食店「藍染」の清水テルマシェフが手がけた「かわいいお弁当」販売ブースなどが並んだ。キッコーマンも醤油刺しをプレゼント。ネイリストやつけまつげアーティストの実演、風呂敷講座でも賑わった。
普段はネット店「DEVAS」で手作りアクセサリーを販売するマリアーニ・ローザ・ゴメスさん(25)は、「国内のファンは5千人どころじゃないくらい増えている。今までは日本文化に関心のある人に限られていたけど、段々一般の人にも広がってきている」と、商品販売を通して勢いを実感しているようだ。
会場には「初めてロリータを着た」「これから始めてみたいと思っている」という若い非日系の〃初心者〃に加え、男性の参加者も訪れた。黒一色のゴシックスタイルで決め込んだペドロ・カップスさん(28)は、「日本のビジュアル系バンドが好きでこういう服装を始めたけど、友達にも好評。当地でオーダーメイドすると高くつくから、服は日本から買っている」と話した。
一家で訪れた川村佐智江さん(68、広島)は「NHKでロリータを見て『かわいいな』と思っていたので、どんなイベントか見てみたくて」と、中央のテーブルで和気藹々とティータイム。
日本生まれ日本育ちで、高校卒業後に帰伯した比嘉ブルナ美智枝さん(23、三世)は、「今はブラジルのものに囲まれているので、こういうものを見ると懐かしくてほっとする」と微笑んだ。
イベント終了後松田さんは、「当初の予測を遥かに超えた素晴らしい結果をもたらした。お越し頂いた皆様には『カワイイ文化』を通じて平和や団結、喜びを分かち合い、新たな親睦を築ける有意義な一時をお寛ぎいただけた」と成功を喜んだ。また、「『カワイイ』とは物を大切にする心であり、人間関係に『和』を築くための哲学でもある。これからも『カワイイ文化』の可能性を発信し続けて前進しますので、応援よろしくお願いします」とコロニアにメッセージを寄せた。
One comment
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松田明美, Foi tudo um verdadeiro conto de Fadas. Maravilhoso e fantásticooo… Mas no próximo estarei aí com você. Tudo muito KAWAII… Parabénsss… Bjsss… <3